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「こうなったらいいな」を生成AIで。組織、そして人のために思いつくことは全部やりたい
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「こうなったらいいな」を生成AIで。組織、そして人のために思いつくことは全部やりたい

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株式会社SHIFT
アンドエンジニア編集部
2024.04.26

SHIFTの金融サービス部には、事業や組織づくりなどをより良くするためのアイデアを思いついたらすぐに実行に移している人物がいます。それが本記事でご紹介をいたします、K.J.です。

大手ITベンダーを飛び出しSHIFTに入社した彼の立ちまわり方から、同部の雰囲気が垣間見えました。マネージャーとしての役割も担っているK.J.は、メンバー育成に対しても熱い想いをもっているようです。

※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです。

K.J.(サービス&テクノロジー本部 金融サービス部 銀行サービス1グループ)

新卒で大手ITベンダーに入社。主に金融機関を担当し、メインフレームのSEや構築・お客様の技術サポート・SWパラメータ設計・DBの物理設計・海外の製品開発評議会への参画・最新技術を用いた業務改善など幅広く経験。2021年9月、分社化によりグループ企業へ。当時担当していた大規模プロジェクトの終了などをきっかけに、自身のさらなる成長を求めて2022年4月にSHIFTへ入社。

◆22歳 外資系SIerに入社
製品導入並びに障害対応を担当

◆28歳 SW製品設計、構築対応に部門異動 メガバンクの製品設計担当として300以上のデータベースを設計
◆31歳 業務改善としてプロジェクト支援用AIChatbotを設計、構築 プロジェクト情報を学習したチャットボットを作成
◆32歳 開発部門との製品デザイン評議会へ参画 海外開発部門のディレクターへ改善要望を交渉。新機能追加に寄与
◆33歳 機械学習を活用したCPUパフォーマンス効率化のPOC 数千のログと設計をインプットに原因の可視化に成功
◆34歳 OSVUPプロジェクト、センター拠点移転PMを兼務
◆35歳 新規合弁会社の立ち上げのPMOとして参画
◆36歳 SHIFTに入社 SalesForce移行案件のPMOとして参画 2部のサービスマネージャーに就任

大手ITベンダーで10年の節目を迎えて。「外の世界をみてみたい」

インタビュアー

転職をしようと思ったきっかけを教えてください。

K.J.

私は新卒で前職務めていた大手ITベンダーに入社し、そこから10年以上メインフレームのバージョンアップや、データセンター移転など金融機関の大規模プロジェクトを担当しておりました。月日が経ち長年担当をしていたそれらのプロジェクトが手離れしたことが、まず一つの節目であったかと思います。

K.J.

大仕事を終え、私は自然と今後のキャリアについて考え始めました。そこでこれまでの自分について振り返ってみると、自身が業務改善が好きであることに気がついたのです。

インタビュアー

業務改善、といいますと?

K.J.

例えば、担当していた大規模プロジェクトはフェーズごとに人員がガラッと入れ替わるもので、その度に引き継ぎをしていました。 引き継ぎには時間も労力も掛かりますし、毎回苦労していたことから「少しでも楽にすることはできないか」と自社サービスでもあるAIツールを活用してみました。すると、引き継ぎが少しどころかとても楽になったんです。例えば、製品のパラメーターを打ち込めば現在の設定値だけでなく過去の経緯や設定に関連する報告書がすべて呼び出される…という風に。

K.J.

ほかのプロジェクトでも利用できるよう汎用的に作成をしたので、その後いくつかのプロジェクトでも提案・活用をして参りました。このAIツールのほかにも最新技術を用いた業務改善に携わり、機械学習によるCPU使用量削減のPOCや、生成AIを活用したデータセンター運用改善などを実行していきました。これらの活動を通して業務改善にやりがいを感じていき、もっと大きな規模で挑戦をしてみたいと思ったのですが前職場では機会に恵まれず。そこで「外の世界を見てみたい」と強く思うようになり、転職を決意しました。

インタビュアー

”挑戦の場”を求めていらしたのですね。そんな中で、転職先にSHIFTを選んだ理由を教えてください。

K.J.

テスト領域というブルーオーシャンに目を向けている斬新さと、それに関連して業績が右肩上がりで勢いがよいという点に惹かれました。金融という業界での経験上、品質保証やテストの重要性やむずかしさも身に染みていたので品質保証を主軸にしている会社があると知ったときは衝撃でした。

K.J.

会社が右肩上がりで勢いよく成長しているということは、つねに変化をしているということ。「現状に留まることのない環境のなかで、自分自身も色んなことに挑戦をし成長することができるのではないか」と思い、SHIFTへの入社を決めました。

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※画像はイメージです

生成AIをつかった新しい事業を模索中

インタビュアー

SHIFTでの、現在の業務内容を教えていただけますか?

K.J.

メインは、金融サービス部内のデジタル推進部とプラットフォーム統括部におけるマネジメント業務です。サービスマネージャーとしてメンバーのアサインや管理・評価を行い、トラブル対応もしています。

K.J.

マネージャー業務に加えて、プレイヤーとしてCRM移行案件にも携わっています。お客様企業における各種申請業務などをCRMに移行するという内容で、各業務担当者と「どのような形で移行するか」「どういうサービスにしていくか」などについて一緒に検討するところから支援しています。

インタビュアー

そうした業務とは別に、海外展開の足がかりも模索していらっしゃるとか?

K.J.

はい。実はSHIFTに入社したとき、こんなにも勢いよく成長している企業なのに「まだ国内市場にしか事業展開していない」と聞いて驚いたんです。そして驚くと同時に「これはこの会社の大きな伸びしろだ」と感じました。

K.J.

例えば、AIチャットボットとSHIFTのナレッジを読み込ませたシステムを組み合わせてお客様に提供することができたなら、それが海外展開のきっかけになるかもしれない。そんなことを考えていたら、あるメンバーも近い構想をもっていたようで。「いっしょにやらないか」と誘われ、海外展開の足がかりを模索する道がスタートしていきました。

K.J.

新しい技術に取り組むことは、大変ですけれど本当に面白いです。どのようなサービスとして形にするかという技術的な面はもちろん、海外企業とのやりとりや契約交渉など、全然別のフィールドで得られる新たな学びもあります。現在はあくまで足がかりをつくっている段階なので、今後どのような展開になっていくのか自分でも楽しみです。

インタビュアー

まさしく、K.J.さんが転職の際に求めていらっしゃった”挑戦の場”が広がっているのですね。こうしたチャレンジは、K.J.さんが「やったほうがいい」と感じて主体的になさっているのですか?

K.J.

その通りです。急成長している会社では、ルールや展開などすべてがガチガチに決まっていてはうまくいきません。その意味で、SHIFTは組織づくりというかチーム運営にはいい意味で余白が残されているように個人的には感じており、その余白を活かしてのびのびとチャレンジをさせてもらっています。

インタビュアー

K.J.さんのように主体的な人がまわりには多いのでしょうか。

K.J.

同じように主体的に動いている人もいますし、声をかけたら快く手伝ってくれる人も多いです。私の場合は「これやった方がいいな」「やる必要があるな」と思ったらすぐに手と足が動くタイプ。そこでマネージャーやメンバーに「これこれこうしたいんだけど、どう思う?」と相談をすると積極的に意見をくれて、その意見に後押しをされ「それじゃあこんな風にやってみよう」と前へ進んでいきます。

K.J.

一人ひとりの「やってみよう」を積極的に後押しする…私もそんなマネージャーやメンバーでありつづけたいですね。

インタビュアー

お話を伺っていると、まだまだやりたいことがたくさんありそうですね?

K.J.

はい。

インタビュアー

具体的に、今やりたいと考えていることを教えていただけますか?

K.J.

そうですね…いま、お客様の声からも、海外の事例からも、そして業界のトレンドからも生成AI活用の波を感じています。特に、金融業界はこれからその波が来るはず。そこでおそらく発生するのが、開発言語の変換です。金融業界はレガシー言語を使用している傾向が強いので、現在の主流言語に置き換える案件が発生するのではないかと。そこで、生成AIを活用したり、自動化したりすることが求められるはずなので「私たちが第一人者として食い込んでいけたら面白そうだな」と個人的には思っています。

K.J.

また、組織運営やプロジェクトの円滑化にも生成AIを活用したいです。例えば、プロジェクトの終了時にこれまでの経緯やプロジェクト内容を知っている生成AIを置いていく。お客様は困ったらまずその生成AIに聞けばいいので、よりスピーディな解決が実現できそうです。 思いつく限り、これからも「やってみよう」「面白そう」に挑戦していきたいですね。

自身の「やりたい」を追求しつつ、メンバーのキャリアを全面的に応援したい

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※画像はイメージです
インタビュアー

新しいことに挑戦するなかで感じた、SHIFTで働く魅力は何だと思いますか?

K.J.

大きく3つあり、まず1つ目は決断からアクションまでがとてもはやいことが挙げられます。これは入社以来ずっと感じていることで、だからこそSHIFTはつねに変化をしつづけているのだと思います。

K.J.

2つ目は、SHIFTでは「やりたい」と手をあげた人が物事を推進する前向きなカルチャーがあること。前向きに、そして積極的に自身のやりたいことに携わっていけるという点が、仕事の面白さ・やりがいにつながっていると私は思います。

K.J.

そして3つ目は、自由度の高さです。お客様が困っていることに対しても「これはうちではできません」ではなく、「できる方法がないか」を模索し、その中で他部署に相談しにいくこともよくあります。部署の垣根を超えるハードルが低い理由は、それぞれの部署に経験豊富なメンバーが集まっていて、部署内でも部署外でもお互いを尊敬しあっていることがベースにあると思います。

インタビュアー

マネージャーでもあるK.J.さんが、メンバーや周囲の人との関わり方で意識していることはなんでしょうか。

K.J.

絶対にいわないように意識しているのは「部下」という呼び方ですね。メンバーのことを「下」だと思ったことがない、というのもあります。

K.J.

マネージャーの役割は、ただメンバーに指示を出すのではなくその人のためになること・その人のキャリアに役立つことを"お願い"することだと思っています。私の前職の上司がまさにそのような接し方をしてくれて、そのおかげでモチベーション高く働けてきたので、私も何かをお願いする際は必ずそれをすることによってなにがその人のためになるのか・役に立つのかなどの「やるメリット」を伝えるようにしていますね。

K.J.

そもそもSHIFTには従業員のキャリアを大事にするカルチャーがあり、マネージャーとしても個人のキャリアを第一に考えるスタンスが根づいているというのが個人的に気に入っているんです。プロジェクトありきではなく、「そのメンバーが目標に到達するためにはどうすればいいか」という視点で考えられるので、純粋に一人ひとりの成長を支援できる。私の場合、部署やSHIFTという枠を超えた、長期的なキャリア相談まで乗るようにしています。メンバーの成長やキャリアアップは喜ばしいことなので、心から応援したいと思っているんですよ。

インタビュアー

自身のみならず、メンバーの挑戦や成長も大切にしていきたいということですね。K.J.さん、本日はありがとうございました!

◆株式会社SHIFT:https://www.shiftinc.jp/

インタビュー企業

株式会社SHIFT
【主要事業】 ソフトウェアの「品質」を軸にしたコンサルティング、テスト、開発事業 【会社概要】 SHIFTはソフトウェアの開発に不可欠な品質保証・テストの専門企業です。ソフトウェア製品で溢れ、もはやそれらなしでは成り立たないこの世の中に、安心安全な製品を届けるため、開発プロジェクトの上流工程におけるコンサルティング、「品質」を意識した開発業務、製品リリース直前のテスト業務まで、横断的に品質保証サービスを提供する独自のビジネスモデルを展開しています。 金融・流通といったエンタープライズ領域、Web・ゲームといったエンターテインメント領域など幅広い製品/サービスに携わり、ユーザー企業との直接取り引きのもと、一次請けとしてプロジェクトに参画。 競合他社がほとんどいないブルーオーシャン市場で、高い売上高を継続し、従業員にも「やりがいのある仕事」と、成果に対する「報酬」でしっかり応える好循環を生み出しています。 2019年よりコーポレートタグラインを「その常識、変えてみせる。」とし、常に変革と改善にこだわる成長企業です。 <PMOとしてプロジェクトの上流から携わることができます> 同社は各開発工程において品質改善のノウハウを保有しているため、品質を管理する立場としてプロジェクトの上流工程から参画をしています。エンドユーザーからの引き合いでPMOとして要件定義からプロジェクトに参画し、品質改善/業務効率/コストの見直しなどを実現しています。直近の事例では、要件定義前から依頼を受け、プロジェクト全体の企画/ベンダー選定から任されるケースもあり、IT品質向上の全工程に携われるチャンスが広がっています。
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