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マイナンバーカードのメリットとは?デメリットや意外な使い方も併せてご紹介
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マイナンバーカードのメリットとは?デメリットや意外な使い方も併せてご紹介

アンドエンジニア編集部
2021.09.01

016年からマイナンバー制度がスタートし、マイナンバーカードが利用できるようになりました。しかし、「マイナンバーカードについてよくわからない」「通知カードが届いただけで何もしていない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、 マイナンバーのメリットやデメリット、意外な使い方など、詳しく解説していきます。

1.マイナンバーカードとは

マイナンバーカードとは、国民一人ひとりに付与されたマイナンバー(個人番号)が記載されたカードのことです。プラスチック製のカードにICチップがついており、氏名、住所、生年月日、性別と本人の顔写真が表示されています。

1.1.「通知カード」と「マイナンバーカード」とは違う

マイナンバーカードと混同されやすいのが「通知カード」です。マイナンバー制度が始まったばかりの頃に送付されたものですが、こちらは身分証明書としては利用できません。マイナンバーカードを発行する際に必要になるもので、マイナンバーカードの発行にあわせて通知カードは返納することになっています。

1.2.総務省が積極的に推進

マイナンバーカードの取得を促進するため、総務省では「マイナポータル」と呼ばれるサイトの運用や「マイナポイント」というポイント還元事業などの施策をスタートさせました。

マイナポータルとは、行政手続きについて検索や申請を行ったり、行政からのお知らせを受け取ったりすることができる自分専用のサイトです。税情報や世帯情報、予防接種の履歴などが確認できるほか、認可保育園などの入所の際に必要な就労証明書の作成や、法人設立のための手続きなどにも利用できます。

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【出典】「マイナポータル」

マイナポイント事業は、マイナンバーカードを発行することで民間の電子マネーやプリペイドカードのポイントが最大5,000円分還元されるキャンペーンです。 ポイントが還元されるサービスは、国内100種類以上の民間のサービスから選ぶことができます。

還元期間は当初2021年3月31日まででしたが、半年延長され2021年9月30日までとなりました。ただし、対象となるのは2021年3月末までにマイナンバーカードを申請した人となります。

なお、 マイナンバーカードは申請から交付されるまで1ヵ月ほどかかるため、発行を希望する場合は早めに手続をしておくことをおすすめします。

2.マイナンバーカードの作り方

マイナンバーカードを作る場合は、パソコン、スマートフォン、証明写真機、郵送のいずれかにて申請を行います。どの方法でも無料で申請・発行できますが、まず「通知カード」が必要となります。通知カードを紛失した場合、または通知カードに記載されているマイナンバーがわからない場合は、お住いの市区町村窓口に相談しましょう。

マイナンバーカードの発行手順については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。

【関連記事】「「マイナンバーカード」取得から「マイナポイント」獲得までやってみた!」

3.マイナンバーカードのメリット

マイナンバーカードの発行には多少の手間がかかりますが、その分メリットもあります。ここでは主な4つのメリットについて紹介します。

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3.1.免許証に代わる身分証明書になる

マイナンバーカードは公的な身分証明書として利用できます。 これまで、未成年者や運転免許証を持っていない方は身分証明書の提示に困るケースが少なからずありましたが、マイナンバーカードがあればこの一枚だけで身分が証明されます。

3.2.公的手続きが簡略化される

マイナンバーカードがあれば公的手続きが簡略化できるようになります。 たとえば確定申告では、令和2年度から10万円分減額になった特別控除額が従来と同じ金額で控除されるうえ、電子申告での手続きも簡略化されます。また、行政関係の手続きが一部オンラインで申請できるようになり、わざわざ窓口まで足を運ばなくて済むようになります。

3.3.住民票や印鑑証明類がコンビニで発行可能になる

マイナンバーカードを所持していると、コンビニなどで住民票や印鑑証明書などの公的な証明書を発行できるようになります。 利用できる時間は6:30~23:30と限られていますが、役所の窓口が閉まっている時間でも身近なコンビニで発行できるのはとても便利です。

3.4.国・自治体のサービスを受けられる

今後、マイナンバーカードによって国や自治体から受けられるサービスは拡大していく見込みです。 現時点では社会保障や税関係、災害対策の分野に限られていますが、今後は保険証として利用できたり、図書館の貸し出しカードとしても利用できたりするようになるとされています。

これまでサービスごとにカードを発行しなければいけなかったのが、マイナンバーカード一つで済むようになれば、サービスごとに登録する手間も省け、財布の中もカードでかさばらずに済むようになるでしょう。

【関連記事】「【デジタル庁とは】ついにデジタル庁が発足! 日本社会のDXは進むのか?」

4.マイナンバーカードのデメリット

マイナンバーカードの発行自体にはデメリットはありませんが、情報を一元管理するようになることで情報漏えいのリスクは高まります。 マイナンバーにはさまざまな情報が紐付けられるため、サイバー攻撃などが起きると一度の漏えいで多くの情報が流出してしまう恐れがあるのです。

また、 マイナンバーカード自体にもさまざまな個人情報が記載されている上、身分証明証にもなることから、盗難や紛失におけるリスクにも注意しなければなりません。 運転免許証やクレジットカードなどと同等、またはそれ以上に気をつけて管理する必要があります。

5.マイナンバーカードの意外な使い方

マイナンバーカードは、クレジットカードや飛行機のマイルなどとID連携することで自治体ポイントに交換ができます。 この自治体ポイントは、地域の特産品との交換や地元商店街での買い物などに利用できます。

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また、マイナンバーカードは旧姓を記載することもできます。 結婚して名字が変わっても、結婚前に開設した口座や各種契約における身分証明、仕事の場面での旧姓での本人確認などで利用できるメリットがあります。

6.まとめ

ここまで、マイナンバーカードのメリットやデメリットについて解説しました。

まだまだ普及率が低いマイナンバーカードですが、知られていないメリットがたくさんあります。個人情報となるため管理には十分な注意が必要ですが、今後利用できる場面も増えていくことが予定されています。

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