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アップルとグーグル、望まない位置追跡を警告するサービスをiOSとAndoroidで提供
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アップルとグーグル、望まない位置追跡を警告するサービスをiOSとAndoroidで提供

アンドエンジニア編集部
2024.05.28

アップルとグーグルは、Bluetoothトラッキング検出「Detecting Unwanted Location Trackers」(望まない位置トラッキング検出)を協働で開発し、両社のデバイスに実装すると発表しました。iOS17.5以降、Android 6.0以降のデバイスにすでに実装されているということです。

この機能を利用すると、無意識のうちに位置情報を追跡するトラッカーが動作している場合に「xx Found Moving With You」(xxは、あなたと共に移動している)という警告をしてくれるようになります

追跡デバイスの悪用が拡大

現在、AirTagなどの追跡デバイスが広がり、悪用される事態も起きています。

例えば、誰かがあなたのカバンの中や車の中にAirTagなどを入れば、持ち主はあなたの行動を追跡ができてしまうのです。

追跡デバイスがスマートフォンと同様の移動をしている場合に警告

今回発表されたサービスは、このような悪用を防ぐために、もし追跡デバイスがスマートフォンと同様の移動をしている場合は、スマートフォンにアラートを表示して、注意を促すようにするというもの

アラートが表示された場合、その追跡デバイスが誰の持ち物であっても、追跡デバイスの識別子を表示、追跡デバイスでのサウンド再生、追跡デバイスの無効化などが可能になります。

この追跡デバイスの対象はAirTagのみではなく、業界規格に対応したBluetoothトラッカーも含まれます。Chipolo、eufy、Jio、Motorola、PebblebeeなどのメーカーのBluetoothトラッカーも今後検出できるようになる予定ということです。

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【画像出典】Appleプレスリリース:「Apple and Google deliver support for unwanted tracking alerts in iOS and Android」

プラットフォームをまたいでサードパーティーまで及ぶ協力体制は業界初

このようなプラットフォームをまたいだ協力、サードパーティーまでに及ぶ協力体制は業界初とのことで、今後も各社は利用者のプライバシーと安全を守るために、努力を続けていくことになります

また、インターネットの標準開発組織「インターネット・エンジニアリング・タスクフォース」(IETF)と協力し、この技術を標準化する努力も続けていくとしています。

【記事出典】Appleプレスリリース:「Apple and Google deliver support for unwanted tracking alerts in iOS and Android」

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