現場のエンジニアが億単位の改善をするコンサルタントに?エンジニア派遣のModis VSNによるコンサルティングサービスに迫る!
エンジニア派遣の大手であるModis VSN(株式会社VSN)。
IT・情報システム、メカトロニクス、エレクトロニクス、バイオ・ケミストリーなど様々な分野の正社員エンジニアを擁し、それぞれの分野でエンジニア派遣を行う技術系人材サービス会社です。
そんなModis VSNは、エンジニア派遣だけでなく、エンジニアによる問題解決サービス・コンサルティングサービス「バリューチェーン・イノベーター」も提供しております。
Modis VSNはただのエンジニア派遣の会社ではなくコンサルティング会社!? 現場のエンジニアがコンサルティングも同時に行う!? コンサルティングによる改善規模は億単位!?
その実態に迫るべく、Modis VSNでITエンジニアとしてキャリアをスタートし、現在はバリューチェーン・イノベーターのチームで活躍中の伊藤駿さん、実はお笑いコンビ「ハライチ」の幻の3人目とも言われ、Modis VSNで人事・採用を担当する國司壮太郎さんにお話を伺いました。
原点は「専門学校」と「ドン・キホーテ」!?
勉強が嫌で情報系の専門学校へ
伊藤さんは3年制の情報系の専門学校からModis VSNというキャリアですよね。 結構珍しいと思うのですが、なぜ情報系の専門学校に…?
高校は地方の自称進学校で、みんな大学に進学する中で、僕は勉強はしたくない一心で。 IT業界は食いっぱぐれないということを聞いて、情報系の専門学校にAO入試で進学したんです。
やはり中高生の頃や専門学校の頃にかなりプログラミングを勉強されたんでしょうか。
中高生の頃はプログラミングなんて全然したことがなくて、インターネットを楽しんでいる普通の高校生でした。 専門学校では、プログラミングに関する勉強はしましたが熱心というほどでもなく。 「ポテンシャルはあるのに、やる気のベクトルをなぜ向けないんだ」と言われていました(笑)。
やる気のベクトルはどの方向に…?
バイトをしたり遊び歩いたり、学校の外に向かっていましたね。
IT企業でのエンジニアインターン的な?
いえ、ドン・キホーテで品出ししていました。
ドン・キホーテ!?エンジニアのバイトではないんですか!?
ドン・キホーテでPoC
ドン・キホーテでの経験は実は今にもかなり活きているんです。
ドン・キホーテは販売戦略をしっかりと練る会社で、どのような価格・内容の商品をどのように配置すれば売れるかをかなり考えています。 僕も、商品の配置や発注量、インバウンド需要に応えるための戦略など考える機会をいただきました。
いま思うと、ロジカルに考え、仮説を立てて検証し、数字のフィードバックを見て計画や仮説を立て直す、というシステム開発でいうPoCのようなことを常にできる環境だったんです。 ロジカルな考え方のベースはドン・キホーテで培いましたね。
まさかドン・キホーテでの経験がシステム開発につながるとは…!
専門学校で得た「現場で役立つググり力」
専門学校での勉強を通して、3年間で技術力はどの程度まで成長できましたか?
プログラムを書く能力は周りの新卒エンジニアとあまり変わらない程度でした。 ただ、専門学校での授業を通して得られた「壁に当たったときのググり力や引き出しの多さ」は、周りの新卒エンジニアよりは上だと思いました。
ググり力や引き出しの多さが専門学校で得られるとは…?
専門学校での勉強は、前半のプログラミングの基礎などはプログラムの写経のような内容なんですが、後半にはシステム開発の授業があり、上流から下流、設計から構築まで、チームを組んで全部やるんです。
ECサイトなどの小規模なシステムですが、要件定義から構築まで行います。 先生を顧客に見立てて、現実に近い形でシステム構築を疑似体験しました。
実際の業務に近いことを授業でやるんですね。
やはり自分たちの技量だけでは対応し切れないことも多く、その過程でググり方や切り抜け方の引き出しが身につきました。
専門学校は、職業訓練的というか、現場に近いことを学べる場所なんだと感じました。 4年制大学や大学院、高専なども魅力はありますが、また違った良さがありますね…!
Modis VSNはエンジニア派遣だけではない?「バリューチェーン・イノベーター」とは?
3年時にはいわゆる就職活動をされて今Modis VSNにいらっしゃるわけですが、Modis VSNを知ったきっかけや入社の理由を教えてください。
これもまたひねくれエピソードになるんですけど。 専門学校は企業への推薦の枠があり、有名企業も結構あるんです。 ただ、上流工程よりは運用などの話が多く、これは少し違うなと思いました。
食いっぱぐれない業界といっても、大きい企業に勤めたかったのと、飽き性な性格もあり、履歴書を汚さずに色々と経験できる会社を探して出会ったのが、エンジニア派遣という働き方だったんです。
たしかに色々な会社やポジションを経験できますもんね。
エンジニア派遣業界ではModis VSN以外にも数社の候補はありましたが、「バリューチェーン・イノベーター」というコンサルティングのサービスに力を入れていたModis VSNに惹かれました。
コンサルティングもできる点は魅力的に映ったんでしょうか。
食いっぱぐれないという理由でエンジニアになっており、今後は世の中が変化していく可能性もあります。 エンジニアリングとコンサルティングという二足のわらじで働ける環境は、キャリアが広がる可能性としては自分にぴったりでした。
たしかに、キャリアを広げる選択肢になりそうです。 技術力も備えたエンジニアによる問題解決と打ち出されていますが、具体的にどのようなサービスなんでしょうか。
クライアント企業の課題に対して、まずはシステムの開発やインテグレーションなど、技術でのソリューションを検討し、提案・提供します。 ただ、システム開発を進めていると色々な課題が見えてきますし、その原因は多岐に渡ります。
課題を深掘りすると、工程や部署間の連携などの問題、品質管理のポリシーの不備など、技術だけでは解決できない組織的な課題や人事的な課題、戦略レベルの課題なども見えてくるんです。 そういう課題に対しても解決策を提案していくサービスです。
現場に入り込んでいるからこそ課題を見つけられるし解決も推進できるんですね。
僕が所属するのは、そのバリューチェーン・イノベーターの中の、IoTやRPA、AIやデータサイエンスなど、よりデジタルテクノロジーに特化したチームです。 高度な技術によるソリューションを提供することで、さらに難易度の高い問題も解決できると考えて作られたチームなんです。
エンジニア出身の少数精鋭のチームで、今はまだ5人。 僕がアプリやデータサイエンス系で、他のメンバーはサーバーやインフラ系、基板設計などエレクトロニクス系などを担当しています。
分野ごとのエキスパートが集まっているんですね。
Modis VSNの提供する問題解決の幅や質を向上していくためにも、より大きなチームにしていきたいですね。
現場で一緒に働くModis VSNだからこそできる提案と解決
伊藤さんはModis VSN入社後はどのような経験をされてきたんでしょうか。
伊藤さんは研修時から期待の新人として認知されており、研修後にはいきなり挑戦的な案件に配属となりましたよね。 その中で経験を積んでスキルアップしていき、3年ほど取り組んだ後に社内に戻り、先ほどお話したチームで活躍しています。
最初に入ったのが、クライアント企業の中でも本当に最先端のチームで、日々新しい技術や大量のデータに触れられる刺激的な環境でした。
特に扱うデータの規模が巨大で、ビッグデータ分析用のデータベースは、サーバを数百台並列で接続している分散データベースだったっり。 数十億件のデータを持つデータベースに対してSQLを投げるんですが、SQLをミスしていると答えが1週間も返ってこないとかざらにありました。
1週間…ぞっとしますね。 そういえば、伊藤さんは「SQLが一番嫌いな言語」とお聞きしたのですが…?
最初に学ぶのがMySQLとかであれば違ったと思うんですが、専門学校で最初に学んだデータベースがOracleDBで、そこでトラウマになりました(笑)。 ただ、このプロジェクトではSQLとかなり向き合いましたね。
ビッグデータだとPythonを使った分析になるのかと思っていました。
このデータの規模だとSQLを使ったほうが速いんです。 肌感覚ですが、データが6000万件を超えてくるとPythonじゃ厳しいなと思います。 この経験を通して感覚が麻痺し、100万件などではビックデータとは思えなくなりました(笑)。
普通の会社に入ってもなかなかできない経験ですね…。 データ分析基盤の整備に関しては、プロジェクトで大きな成果があったとか。
クライアント企業では、試験環境の構築として、バーチャルマシンを作ったり、AWSのサーバーを立てたり、物理のサーバーを用意してOSを入れ直すなど、様々な方法をとっていました。 破壊と創造に工数を取られ、分析工数の最大化が出来ていないことが課題だったんです。
そこで、データ分析基盤の整備という、破壊と創造に伴う工数の削減をバリューチェーン・イノベーターとして提案しました。 Dockerの導入・推進・環境の整備を行い、結果としてクライアント企業に数億円規模の改善インパクトを出すことができました。
数億円…!すごい規模ですね。 このようなバリューチェーン・イノベーターとしての活動は、クライアントの大小を問わずに各社で行われているんでしょうか。
はい、クライアントの大小などは問いません。 就業先のクライアント各社にModis VSNのチームがあり、そこでエンジニアリングをしながらコンサルティングも行っています。
Modis VSNの社員であれば、バリューチェーン・イノベーターのプロジェクトを行うことは当たり前というのが会社の方針です。 現場の大小や業種に関係なく、自分の普段の業務に加えて、バリューチェーン・イノベーターの活動をしています。
そのような意識で取り組んでいる話を聞くと、ただのエンジニア派遣とは違いますね。
技術はもちろん、技術だけではなく問題解決やコンサルティングも同時にできるのがModis VSNです。 現場で一緒に働くからこそ見える根本的な問題を解決するという意味では、外部のコンサルタントには提供できない価値であり、Modis VSNならではの提供価値だと思います。
様々なキャリアを描けるModis VSNの環境
成長にも役立つ社内SNS
Modis VSNには社内SNSがあり、とても活発だと聞きました。
Modis VSNでは社員同士の情報共有や交流の活発化のために利用されています。
どういう情報が共有されているんでしょうか?
プライベートはもちろん、業務や技術に関する相談も多くあり、「こんなことで困っていて教えていただけませんか」と書くと、知識のあるメンバーが集まってすぐに解決されるんです。
発言しないスタンスでもおかしくないなか、サポートし合えているんですね。
Modis VSNの社内SNSには1日数十件の投稿があり、いいね!数が100件を超える投稿も数多くあり多くの人が見ていて、技術的な相談をズバッと解決することで「この人すごい」と思われる面もあります(笑)。 ただ、どのような理由にせよ、サポートし合えるのは素敵ですよね。
社内SNSの中では、特定の関心ごとのグループもあります。ここが重要なんです。 例えばデータサイエンスに興味がある方が250人ほど集まったグループがあり、データサイエンス業界の動向や新しい技術の共有、この分野に進みたい方のキャリア相談などがされています。
意欲の高い人が集まっているんですね。
このグループに対して、「コーヒーのおいしさを要素分解する」というようなひらめき力を問う問題を出したりしました。
ある一つの事象がどんな要素から成り立つのかの分解は、データサイエンスやバリューチェーン・イノベーターでの大事な頭の使い方です。 データサイエンスに興味があるのであれば、このスキルは備えてほしい意図もあり投稿しました。
そのようなアドバイスや交流が社内SNSで生まれているんですね。 既に能力のある方はもちろん、自分を成長させていきたい方も集まれる場所が社内にあるのは成長の面でも魅力的ですね。
様々なクライアント企業で様々な職種のエンジニアが働いているからこそ、色々なグループが生まれ、色々な交流が生まれます。 このような景色もModis VSNだからこそと言えるかもしれません。
VSNが気になったエンジニア読者へ
最後に、Modis VSNのことが気になった読者に対して、メッセージを教えてください。
僕みたいにひねくれていても、ちゃんと受け入れてもらえる会社です(笑)。 やはり単なる派遣の会社ではなく、バリューチェーン・イノベーターをはじめ色々なサービスを提供していますので、興味があれば話だけでも聞いてみてください。
Modis VSNは手を挙げた者勝ちな部分があって、会社というバックボーンがある中で、やりたいことが明確にあればチャレンジは歓迎される会社ということを、入社後はもちろん、採用プロセスの中でも伝えていきたいと思います。
伊藤さんを始め、様々な領域の最先端で活躍しているエンジニアがModis VSNにはいます。 そして教育やキャリアパス形成支援も整っており、このようなエンジニアに成長できる環境が用意されています。
伊藤さんのようなデータサイエンティストについても絶賛募集中です。 データ分析の経験がある方の採用はもちろん、経験がない方も入社してからのPythonや統計の学習、テスト、研修などを経てデータサイエンティストになることもできます。 「バリューチェーン・イノベーター」として、本当に価値の高いデータサイエンティストになれる環境がありますので、ぜひご応募お待ちしております。
ハライチ結成秘話等も、ご興味あれば聞いてください。(笑)
エンジニア派遣が中心と思っていたんですが、Modis VSNのこれまで知らなかった一面を知ることができました。 伊藤さん、國司さん、ありがとうございました!
Modis VSNに興味を持った方はぜひご覧ください。
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