## サービスエンジニアはやめとけ？

機器製品の設置・保守・メンテナンス、アフターサポートを行う職種であるサービスエンジニアですが、一見とてもやりがいのある専門職に思えますが、*「サービスエンジニア」と検索した際に「やめとけ」といったネガティブな言葉が出てきます。*

これからサービスエンジニアを目指そうとしている方や、転職を検討中の方にとって、本当にこの職種を選択しても大丈夫なのかという不安や疑問がありますよね。今回は、そもそもサービスエンジニアはどういった仕事なのか・やめとけと言われる理由・向いている人・未経験でもサービスエンジニアになれるのか、といったことをわかりやすく解説していきます。

【保守・運用】仕事内容や将来性、必要なスキルについて徹底解説！

## 「サービスエンジニアはやめとけ」は数年前までの話

**サービスエンジニアが「やめとけ」と言われる理由で1番多くあるのは、労働環境が良くなかったことが挙げられます。**

近年、働き方改革が進められている中、数年前まではサービスエンジニアを含めたエンジニア職の過重労働が問題視されていました。中でも、サービスエンジニアは月の残業時間が100時間を超える場合が珍しくなく、「労働時間が長い」という懸念点より「やめとけ」と批判されることがありました。

しかし、現在は大手を始め、人員を十分に確保して残業時間を減らし、働きやすい環境作りに努める企業が増えているため、いわゆるブラック企業がかなり減ってきています。転職を検討している場合は、転職エージェントなどを活用すれば予めブラック企業を避けることができます。

まだまだエンジニアたちの間では「サービスエンジニアは底辺がする仕事」「ブラック職種」といった認識が根深いですが、*労働環境等の改善によって「安定した職種」というイメージも定着してきています。*

## サービスエンジニアの仕事内容

前述の通りサービスエンジニアは、機器製品の設置・保守・メンテナンス、設置した後のアフターサポートの他に、**営業に同行して営業支援のような動きをする場合もあり、主に顧客とのコミュニケーションをメインとします。**

機器製品にトラブルがあれば修理したり、改善のために素早く対応したりしなければなりません。また、顧客からの問い合わせ対応なども担当します。

### フィールドエンジニアとの違い

サービスエンジニアと類似する職種としてフィールドエンジニアがありますが、両者の違いはあまりなく、意味を混同して呼ばれることがほとんどです。フィールドエンジニアは、製品導入全般の顧客サポートを行います。具体的には、*機器製品の設置・設定・故障などの修理・トラブルの解決など、サービスエンジニアとかなりリンクした仕事内容です。*

その他、類似する職種にカスタマーエンジニアもありますが、サービスエンジニアとカスタマーエンジニアの総称がフィールドエンジニアであり、その中でもサービスエンジニアは営業支援の要素が大きくなります。

フィールドエンジニアとサービスエンジニアの違い、適性、将来性など

## サービスエンジニアがやめとけと言われる理由

サービスエンジニアがやめとけと言われる理由は、前述の通り働き方改革以前の残業時間が多かった点がありますが、他にはどのような理由があるのでしょうか。主な理由として「医療機器は責任が重い」「顧客対応が多くてきつい」「夜間に呼び出されることもある」といった3つが挙げられます。具体的な理由については、以下で詳しく説明します。

サービスエンジニアが取り扱う機器は、サーバ・OA機器・精密機器・医療機器と種類はさまざまです。特に医療機器は命に関わる機械なため、トラブルなどが出ないように努める必要があり、責任が重くプレッシャーに感じてしまうエンジニアは多くいます。その反面、*医療機器の分野ではサービスエンジニアの医療分野における功績は大きいため、やりがいに直結しやすい分野でもあります。*自分がどういった業種でサービスエンジニアとして活躍したいか、予め決めておきましょう。

サービスエンジニアは顧客からの問い合わせ対応や客先訪問を頻繁に行うため、**例えば製品にトラブルが発生した場合、クライアントのフラストレーションをダイレクトにぶつけられやすい職種です。**トラブルやメンテナンスが直接サービスエンジニアの責任でなくても、クレームの窓口として対応することが多いため、そのような顧客対応が精神的にきついと感じることもあります。

### 夜間に呼び出されることもある

扱う製品によっても変わりますが、*サービスエンジニアは顧客からの依頼や要望があればすぐに駆けつけて解決しなければなりません。*それが夜間に起こる可能性もあり、頻繁に呼び出しが続くとつらいと感じるエンジニアが多くいます。こういったことも残業時間の多い所以でしたが、働き方改革によってシフト制で夜間対応をする企業が出てくるなど、夜間の急な呼び出しに対応する回数が以前よりも少なくなり、サービスエンジニアの負担は徐々に軽減されてきています。

## サービスエンジニアが向いている人とおすすめな理由

サービスエンジニアはやめとけと言われる反面、実は将来性の高い職種でもあります。ここでは、サービスエンジニアがどのような人が向いているのか・おすすめな理由・今後の将来性について解説します。

サービスエンジニアに向いているのは、1番重要なことはやはり機械をいじることや、機械関係の仕事が好きな人です。どのような仕事も大変さやつらい部分がありますが、長く続けるには「この仕事が好き」という原動力が欠かせません。*「機械が好き」という気持ちがあれば、文系・理系関係なく、未経験でも始められるのもサービスエンジニアになるメリットの1つです。*

**サービスエンジニアに向いているのは、人と接することが好きでコミュニケーションが苦にならない人です。**顧客対応を重点としている職種なので、人とのコミュニケーションは欠かせません。時にはクレーム対応などで疲れてしまうことがあっても、根本的に人と接することが好きな人であれば辞めたいと思うこともないでしょう。コミュニケーションスキルがあれば、営業職やシステムエンジニアへのキャリアパスも可能です。

### 製品の多様化・複雑化により需要が高まっている

昨今、DX推進の背景により企業内で機械設備や電子機械を導入することが増えており、サービスエンジニアが扱うのはそういった新しい製品も含まれます。将来的に機械がなくなることは考えにくく、**今後もさまざまな製品の設置やメンテナンス作業が増えていくと考えられます。**サービスエンジニアの需要は年々高まり、将来性のある職業の1つであるといえます。

現に、求人情報サイトで「サービスエンジニア」と検索すると数多くの募集がヒットします。業種・年齢・経験によって変わりますが、給与を400〜700万円で提示している企業が多く、需要の高さがわかります。

【参考】：[FAE／サービスエンジニア／サポートエンジニアの平均年収 - マイナビエージェント](https://mynavi-agent.jp/helpful/income/category/maker_09.html?utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07)

DX推進が捗らない企業が、喉から手が出るくらいに欲しいIТ人材とは

「やめとけ」と言われる反面、安定したサービスエンジニアへの就職・転職を希望する人は多く、転職サイトなどを活用すれば未経験でも転職可能な職種です。エンジニア職は常に人手不足であるため、未経験でも採用してくれる企業が多く、研修制度をしっかりと設けている企業を選べば安心して働くことができます。

より採用されやすくするためには、以下のような資格を保持していると有利に働きます。

*・電気工事士*
この資格があることで、電気工事法に基づいて電気工事を行うことができます。電気工事作業を行うには電気工事士の資格取得が義務付けられています。サービスエンジニアは電子機器の配線作業も行うため、取得しておきたい資格の1つです。
【参考】：[一般財団法人 電気技術者試験センター](https://www.shiken.or.jp/construction.html)

*・基本情報技術者試験*
IT技術職に関わる人であれば取得しておきたいベーシックな資格です。国家試験である「情報処理技術者試験」のうちの1つで、ITに関する基本知識や技能を証明できます。エンジニアの登竜門とされる試験で、難易度は低めです。
【参考】：[基本情報技術者試験](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html)

*・普通自動車免許*
サービスエンジニアは営業職の側面も持ち合わせており、外回りをすることが多いです。顧客先へ訪問するには車移動が欠かせません。車で機器の搬入を行うことも多いため、自動車の免許は必須です。

基本情報技術者試験とは？資格のメリットや学習方法を解説！

## サービスエンジニアに転職して安定したいなら

このように、将来性の高いサービスエンジニアになるためには、資格取得やスキルを磨く方法がおすすめです。未来を見据えてコツコツと努力できるタイプの方であれば、自分の思い描く道が開けるでしょう。

しかし業界未経験からサービスエンジニアを目指すには、企業選びが重要です。希望の職種を募集している求人から、あなたにピッタリな求人を探すのは大変でしょう。

*そこで利用を推奨するのが[マイナビIT エージェント](https://mynavi-agent.jp/it/?utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07/)です。*

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サービスエンジニアは電子機器の設置や保守などを担当しますが、やりがいのある職種であるにも関わらず「やめとけ」と言われてしまう仕事です。これから未経験での転職やキャリアチェンジを検討している方に向けて、サービスエンジニアの仕事内容・やめとけの理由・将来性を解説します。

サービスエンジニアは、機器製品の設置・保守・メンテナンス、アフターサポートを行う職種

サービスエンジニアがやめとけと言われるのは、働き方改革以前の話がほとんど

DX推進の背景により、サービスエンジニアの需要は高まっており、将来性のある職種

サービスエンジニアはやめとけ？未経験はホワイトへ転職できるのか

## 未経験者がシステムエンジニアとして転職するのは可能？

AI・IoT・ビッグデータ・DXブームなどによって、ITエンジニアの需要が大きく増えています。そんな売り手市場を背景に、未経験からシステムエンジニアへの転職を希望される方が少なくありません。新卒や第二新卒に加え、30代や40代の方の転職希望者も増加しています。

はたして未経験からシステムエンジニアになるのは可能なのでしょうか？結論から言えば、可能性はあります。今やITは経営の4大資源の1つとなり、IT活用はあらゆる企業の課題になっています。

この結果、**IT人材が絶対的に不足する状況が生まれ、未経験者を採用して自社で育成する動きが見られるようになりました。**システムエンジニアの求人情報に「未経験者歓迎」の文字を見る機会が増えましたが、ここでは未経験者の方がシステムエンジニアになるための方法を紹介します。

*【参考】：[IT・エンジニアの職種図鑑：システムエンジニア（マイナビIT AGENT）](https://mynavi-agent.jp/knowledge/it/261.html?utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07/)*

## システムエンジニアになる鍵は強い意志と不断の努力

「未経験者歓迎」は必ずしも募集企業の本音ではありません。どの企業でも転職者採用では即戦力を期待していますが、人材の確保がままならない状況から、採用条件を緩めているのです。

システムエンジニアの養成には時間が掛かり、教育費用も必要です。そのため未経験者採用では、できるだけ将来性があると思われる有能な人材の発掘に努めます。

「システムエンジニアはきつい、辛い」と嘆く人たちの多くは、しっかりとした心構えを持たずに転職した人たちです。そうならないよう、自分はシステムエンジニアになって何を実現したいのか、明確な目標を抱き、自らの考えやアピールポイントを整理した上で面接に臨むようにしましょう。

システムエンジニアはやめとけと言われる理由7選！対応法も解説

**未経験者のシステムエンジニア転職では「システムエンジニアとして必要な資質」に加えて「強い心構え」、「不断の努力」が欠かせません**。

### システムエンジニアの役割と仕事内容

システムエンジニアの仕事を一言で表すと、顧客のニーズや要望に基づいて、彼らが必要とするシステムの開発を行うことです。

そのため顧客のニーズや要望を汲み取り、要件定義を行うところから仕事は始まります。確定した要件に従ってシステム仕様書を作成し、プログラマーにプログラミングを指示します。続いて、単体テスト・結合テスト・総合テスト・運用移行を経てシステムを稼働させます。

**システムエンジニアは要件定義・基本設計・詳細設計・プログラミング・単体テスト・総合テスト・運用、保守のほぼすべての「システム開発工程」※に関与し、仕事の幅が広い点が特徴です。**

*1.要件定義：* ユーザーやクライアントの要求を分析し、これから開発するシステムにどのような機能や要素を盛り込むのかを決める工程です。

*2.基本設計：* 要件定義の内容をもとに要件を機能単位に分割し、各機能が「何を実現するのか」を決める工程です。

*3.詳細設計：* 基本設計で決めた動きや機能をどのように実現するかについて決める工程です。

＜以上、システムエンジニアが担当します。＞

*4.プログラミング：* 詳細設計に従って、動きや機能を実現するためのプログラムを作成します。

*5.単体テスト：* 作成したプログラムが設計書通りの動きをするのかについて確認を行います。

＜以上、プログラマーが担当します。＞

*6.結合テスト・総合テスト：* 単体テストを行ったプログラムを繋いで連続して行うテストが結合テストです。総合テストはさらに大規模なテストで、システム全体を通して行うテストです。

 ＜以上、システムエンジニアとプログラマーが共同で担当します。＞

*7.運用移行：* 完成したシステムの本番稼働を行うに際し、システムエンジニアからシステム運用担当者にシステムの引継ぎを行う工程です。

### システムエンジニアに必要なスキル

システムエンジニアに必要なスキルとしては、以下のものが挙げられます。

**これらのスキルは意識を高め、訓練することによってさらに高めることが可能です。**システムエンジニアへの転職を目指す方はこれらのスキルを習得し、スキルアップを図っておくことをおすすめします。

システムエンジニア（SE）とは？仕事内容や年収、必要スキルを解説！

### システムエンジニアの年収は431万円

システムエンジニアの仕事の範囲は、システム開発から運用・システム管理など、IT関連のほぼ全てです。年収については求人情報サイト「マイナビAGENT」の調査によると、**システムエンジニア（プログラマーを含む）の平均年収は431万円と、他のIT職種と比較してやや低めです。**

これは数字に含まれるプログラマーの平均年齢が低いことが原因として想定され、システムエンジニアだけに限れば、この数字よりは高いと考えられます。

▪システムエンジニア年収：431万円

*【参考】：※[IT・エンジニアの職種図鑑　システムエンジニア（マイナビAGENT）](https://mynavi-agent.jp/it/jobindex/04.html?utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07)*

## 未経験からシステムエンジニアになる方法

**未経験からシステムエンジニアに転職するには、アピールできるスキルが必要です。**プログラミング知識とIT関連資格の取得は転職活動において大きな武器となるはずです。

### プログラミング知識を習得する

プログラマーはシステムエンジニアの登竜門とも言われます。システムエンジニアは時にはプログラム仕様書を作成したり、プログラマーをマネジメントしたりします。

**プログラミングが分かるエンジニアはシステム開発で主導的役割を果たせ、プログラマーからも信頼されます。**

プログラミングのバグ（不具合）を見つける能力は、システム開発において大きな力となります。未経験者でもプログラミングを覚えることは可能です。システムエンジニアへの転職を決意したら、ぜひプログラミングの勉強をしておきましょう。

おすすめの言語としては、データベースを扱う際に必要な「SQL」、汎用言語の「Java」、覚えやすく人気の「Python」などがあります。

未経験からシステムエンジニアを目指すには、**客観的なスキル証明となるIT関連の資格を有していると有利です。**

また企業によっては、資格手当を支給し、昇給や昇格の条件にしているところもあります。初心者向けのおすすめの国家資格を以下に挙げておきますので、ぜひ自身のレベルに合わせてチャレンジしてください。

情報処理技術者試験を主催するIPAが定義している難易度（レベル1〜4）の中で、ITパスポートはレベル1、情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験はレベル2です。ITパスポートは一般常識程度のレベルですので、アピール度はやや低いと考えてください。

*【参考】：[ITパスポート試験（IP）](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ip.html)*

*【参考】：[情報セキュリティマネジメント試験（SG）](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sg.html)*

*【参考】：[基本情報技術者試験（FE）](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html)*

システムエンジニアがキャリアアップするのにおすすめの資格を解説！

未経験者からのシステムエンジニア採用では、豊富な業務知識や経験が評価されることがあります。例えば、流通系のシステム開発を主に行っているITベンダーであれば、流通業の業務知識や経験があると優遇される場合があります。

それは**要求分析や要件定義フェイズにおいて業務知識が大いに役立つからです。**自身に得意な業務分野があれば、そこはしっかりアピールするべきです。

### 文系出身者や女性はコミュニケーション能力で力を発揮できる

システムエンジニアは「理系出身の男性」というイメージがありますが、これは大きな誤解です。システムエンジニアはコミュニケーション能力が求められます。

ユーザーやクライアントのニーズを聞き取り、システム化の要件を定義したり、プロジェクトメンバーとのやり取りを密にしたり、さまざまな局面でコミュニケーションスキルを問われます。

理系出身者にはコミュニケーションに苦手意識を持つ人も少なくありません。

こうした**コミュニケーションの部分で、文系出身者や女性が力を発揮できることもあります。**文系出身者や女性の方は気後れせず、自信を持ってシステムエンジニアを目指してください。

*【参考】：[文系だってSE（システムエンジニア）になれる！IT業界で活躍する方法とは（マイナビAGENT）](https://mynavi-agent.jp/knowledge/it/764.html?utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07/)*

システムエンジニアは文系者が向いている？理由やキャリアパスを解説！

### 未経験からエンジニア転職の年齢は30代まで

ここまで、未経験からシステムエンジニアになる方法について述べてきました。文系出身者や性別を問わず、未経験からでもシステムエンジニアになることは可能です。しかし、**年齢的に40代以上の未経験者のシステムエンジニア転職は難易度が高いと考えてください。**それは以下の理由からです。

▪システムエンジニアは時に深夜残業などがあり体力が要求される。

▪常に新しい技術が求められ、知識の吸収力があり、柔軟性が求められる。

▪40代以上はマネジメント職として期待される。

以上のことから、40代以上の未経験者を対象としたシステムエンジニアの求人は少ないと考えてください。

## システムエンジニアに転職するメリット

システムエンジニア職には次のようなメリットがあります。自身がどのメリットを求めて転職をしたいのか、自身の目的を明確にしておきましょう。

### やりがい、達成感を得られる

システムエンジニアの主な仕事は「システムを作る」ことです。ユーザーやクライアントが抱える課題に対し、システムによってそれらを解決、実現することです。

このシステム開発のプロセスは時に困難を伴いますが、システムが完成し、ユーザーやクライアントから感謝や賞賛の言葉を得た時の喜びはひとしおです。この**「やりがい」や「達成感」はシステムエンジニアになるメリットの1つです。**

### 豊富なキャリアプランがある

**システムエンジニアほどキャリアプランが豊富なIT職種は他にありません。**システムエンジニアの志望動機として、これを挙げる方も少なくありません。

システムエンジニアのキャリアプランには、プロジェクトマネージャーやシステムコンサルタント、セキュリティエンジニア、AIエンジニア、データサイエンティストなどのスペシャリストに加え、マネジメント職を目指すキャリアプランもあります。

### フリーランスとして独立しやすい

システムエンジニアは業務範囲が広く、フリーランスとして独立しやすい職種です。プログラマーやデータベースエンジニアなど、ITエンジニアの仲間や人脈があれば、小規模な開発案件を一括して請け負うことも可能です。**将来フリーランスとして独立を目指したい方には適した職種と言えます。**

*【参考】：[マイナビIT エージェント](https://mynavi-agent.jp/it/?utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07)*

## システムエンジニアの転職先選びが転職成功の鍵

ここまで、「未経験からシステムエンジニアへの転職」について探るとともに、システムエンジニアの仕事や役割、必要なスキル、年収などについて解説をしてきました。

未経験者のシステムエンジニア転職は決して生易しいものではありませんが、強い意志と不断の努力によって勝ち取ることは可能です。そして大切なことは、未経験者を積極採用し、社内でシステムエンジニアを育成できる企業を見つけることです。

そのためには**未経験者のシステムエンジニア転職に関するノウハウ、募集企業とのコネクション、情報量の多さが転職成功の鍵となります。**

## システムエンジニアに転職するには

システムエンジニア（SE）への転職は新卒以外の未経験者でも可能です。また経験やスキル次第では、30代や40代のシステムエンジニア未経験者でも可能なのです。ここではさまざま分野や年齢の未経験者がシステムエンジニアに転職するためのノウハウについて伝授していきます。

未経験者でも必要な資質があり、強い意志と不断の努力でシステムエンジニアへの転職は可能

未経験からシステムエンジニアになるにはプログラミングスキルとアピールできるIT資格があるとよい

システムエンジニアになるメリットには「やりがい」「豊富なキャリアプラン」「フリーランスに向いている」がある

未経験からシステムエンジニアに転職できるって本当？その秘策とは

技術職であるシステムエンジニアなどとは異なり、IT技術と営業スキルを持ち合わせた職種がセールスエンジニアです。技術職からキャリアチェンジを検討している場合、条件面で重要視されるのが年収がどの程度変化するのかということです。

例えば、技術職目線で「この部分をもっとクライアントにアピールしたい」「自分からこの製品をもっとおすすめしたい」などの提案ができる方は、技術職に留まるよりも技術営業職としてシフトチェンジすることで、自分のやりたいことを叶えるだけでなく、年収アップも期待できます。

転職やキャリアアップをするなら、年収は前職よりも高くなっているに越したことはありません。

### セールスエンジニアの平均年収は467万円

マイナビITエージェントの求人情報では、**技術営業・セールスエンジニアの平均年収は467万円です。**機械/電気・電子/素材の中では平均的な収入であり、一見高収入とは言えないためキャリアチェンジする必要がなさそうですが、注目すべきは20代と30代で大きく年収が変化する点です。

20代では平均377万円であるのに対し、30代になると583万円と一気にアップします。キャリアを重ねるごとに収入も大きく増加する職種であることが分かります。

また、あくまでトータルの平均が467万円であり、1,000万円を超えるセールスエンジニアもそう珍しくはありません。*営業マンとしての側面もあるため、成果を上げればその分評価が給料として反映されやすい職種です。*

【参考】：[マイナビAGENT：技術営業・セールスエンジニア 平均年収](https://mynavi-agent.jp/helpful/income/category/maker_06.html?utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07)

いきなり年収1,000万円はハードルが高いかも知れませんが、キャリアチェンジをする上でさらなる年収アップを図るには、セールスエンジニアの仕事で活かせる資格取得の他、転職・就職先の企業選びが重要です。

## セールスエンジニアの仕事内容

セールスエンジニアの仕事内容は、一般的な営業職と仕事のスタイルは変わりませんが、営業マンとしての「セールススキル」はもちろん、IT技術の知識を持つ「エンジニアとしてのスキル」も問われます。具体的には、大きく分けて以下の3つにまとめられます。

まずはクライアントが抱える技術的な問題や経営状況、要望などをヒアリングし、それを解決するためのIT関連の製品・サービスなどを提案します。エンジニアとして自社製品がどのような利益やメリットをもたらすのかを論理的に説明します。

クライアント先へ出向いて自社製品やサービスを実演・プレゼンし、実際の使い方を説明したりテスト運用のサポートを行ったりします。システムを導入するにあたって技術的なサポートを行うことで、システムを正しく活用してもらう目的があります。

システム導入後に、クライアントがスムーズに運用を行えるようにアフターフォローを行うこともあります。システムに不具合が出た場合はすぐに修正できるように尽力する必要があります。アフターフォローを丁寧に行うことで継続してシステムを利用してもらいやすくなります。

## セールスエンジニアがきついと言われる3つの理由

セールスエンジニアはしばしば「きつい」と言われてしまう職種です。では、セールスエンジニアの仕事の中でどういった部分がきついと感じるのでしょうか？

営業ノルマや顧客対応、最新IT技術や資格取得のための学習が必要など「きつい」とされる理由として大きく3つに分けられますが、ここでは具体的な理由を以下で詳しく説明します。

セールスエンジニアはきつい？向いている人の特徴とやりがいとは

セールスエンジニアは営業マンとしての役割もあるため、企業によっては営業ノルマが課せられていることがあります。ノルマや成果を挙げることは自身の評価や成績に大きく関わるため、精神的にきつく感じてしまうエンジニアもいるようです。

### 相手に合わせた顧客対応がきつい

セールスエンジニアが担当するのは、IT技術の担当者だったり全くIT知識のない総務部の人だったりとさまざまです。*製品やサービスについて細かく質問されることもあり、相手がIT技術に知見がない場合は、知識レベルを合わせてなおかつ分かりやすく説明しなければなりません。*

また、担当者が高いITスキルを保有している場合は、より高度な知識をインプットしている必要があるなど、臨機応変さが求められる顧客対応がきつく感じることもあります。

### 最新のIT技術を勉強し続けなければならないのがきつい

IT技術は日々進歩し続けるジャンルです。セールスエンジニアに関わらずSEなどIT職に従事する場合は*常に新しいIT情報に注目し、最新のトレンド技術についての知識を持ち合わせておく必要があります。*セールスエンジニアであれば自社製品の仕様変更や、それに関連するIT知識を身につけておかなければならないため、継続的な学習が欠かせません。

ノルマに加え、学習時間の確保が難しいときついと感じることもあります。

## それでもセールスエンジニアがおすすめな3つの理由

セールスエンジニアがきついと言われる反面、実は将来性の高い職種でもあります。ここでは、セールスエンジニアがおすすめな理由やどのような人が向いているのか、今後の将来性について解説していきます。

### ノルマ達成は好成績=高収入のチャンス

*セールスエンジニアとしてノルマを達成できれば、その対価として高い給与が支払われます。*技術職からのキャリアチェンジの場合はこれまでの経験を存分に活かせるため、よりクライアントの要望に沿った提案や丁寧なサポートが可能です。このような信頼を重ねていけば、自然と良い結果を残せるでしょう。

### 人と接することが好きな人にピッタリの職種

どのような職業でも適性がありますが、**セールスエンジニアに向いているのは人とのコミュニケーションが好きな人、もしくは苦にならない人です。**セールスエンジニアはクライアントと直接やりとりをすることで顧客の悩みや困っていることに気付きやすく、そこにアプローチを掛ければ評価に繋がるため、やりがいを感じやすいのが特徴です。

また、さまざまな人脈を築くチャンスも多いため、フリーランスとして独立した際にもコミュニケーションスキルがあるのは大きなアドバンテージとなります。

### 最新技術の獲得は将来性を高める近道

前述の通り、セールスエンジニアは最新IT技術の学習やインプットを行っているため、常に知識のアップデートを行なっている人材として会社や顧客先で重宝されやすくなります。セールスエンジニアのキャリアパスとして、ITコンサルタント・ITスペシャリスト・プロジェクトマネージャーなどがあります。**より高度なキャリアアップを目指すには学習が1番の近道といえるでしょう。**

【参考】：[マイナビIT エージェント](https://mynavi-agent.jp/it/?utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07)

プロジェクトマネージャーとは？エンジニア憧れの職種を紹介

ITスペシャリストとは？仕事内容や将来性、おすすめの資格を紹介

ITコンサルタントになるために必要な資格は？仕事内容や年収も

## セールスエンジニアにおすすめの資格

ここでは、セールスエンジニアに役立つ資格として、「基本情報技術者試験」「ITストラテジスト試験」「セールススキル検定」の3つをご紹介します。

セールスエンジニアのみならず、IT技術職に関わる人が取得するポピュラーな資格です。ITに関する基本知識や技能を証明するエンジニアの登竜門とされる試験です。合格後は上位資格である「応用情報技術者試験」にチャレンジしましょう。
*【参考】：[基本情報技術者試験](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html)*

情報処理技術者試験の中でもスキルレベル4の高度試験に分類される試験で、難易度は高めです。ITコンサルタントとしても役立つ資格で、経営とITに精通している人材であることを証明できます。IT技術を顧客に提案する職種に就くなら、ぜひ取得しておきたい資格です。
*【参考】：[ITストラテジスト試験](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/st.html)*

営業マンとしての営業力を証明する資格です。「行動力」「顧客と仲良くなる力」「論理的なプレゼンテーション力」といった能力を客観的に測定します。多くの企業で社内推奨資格に指定されているなど、注目されている資格の1つです。
*【参考】：[セールススキル検定試験](https://cbt-s.com/examinee/examination/salesskill.html)*

## セールスエンジニアに転職して高収入を目指すなら

このように、将来性の高いセールスエンジニアになるためには、資格取得やスキルを磨く方法がおすすめです。未来を見据えてコツコツと努力できるタイプの方であれば、セールスエンジニアへの道が開けるでしょう。

しかし、転職などで高水準な年収が期待できるセールスエンジニアを目指すには、企業選びが重要です。セールスエンジニアを募集している求人から、あなたにピッタリな求人を探すのは大変でしょう。

 <center>[『マイナビ エージェント』なら、IT業界に精通した専任アドバイザーと豊富な求人で、<br/>あなたの転職を丁寧にサポートします。](https://mynavi-agent.jp/entry/?genre=26&utm_source=and-engineer&utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07)</center>

セールスエンジニアとは、IT技術のスキルを持ち、なおかつ顧客への営業ができるエンジニアのことです。この職種への転職や就職を検討している場合、年収がどの程度見込めるのかが気になりますよね。当記事では、セールスエンジニアの年収や将来性について解説します。

セールスエンジニアの平均年収は467万円で、年代によって大きく変化する

セールスエンジニアはきついと言われる職種だが、努力次第で年収1,000万円も目指せる

セールスエンジニアは資格取得や適性を見極めてさらなるキャリアアップを図れる

セールスエンジニアの年収は高くない？きついと言われる職種の将来性や転職について

## システムエンジニアは辛い職業？

システムエンジニアは人気の職種です。将来性があり、年収も高く憧れる人が少なくありません。その一方で、SNSやネット掲示板では「システムエンジニア やめとけ」「システムエンジニア きつい」といった書き込みが見られます。

「やめとけ」という人の中には現役のシステムエンジニアがおり、「仕事が辛い」「辞めたい」といった切実な悩みを抱えているようです。

人気の職業でありながら、なぜこのようなギャップが生じているのでしょうか。もちろん人気の職種にも表と裏がありますが、先輩たちのネガティブな思考に接すると、システムエンジニアを志望されている皆さんは不安な気持ちになるでしょう。

今回は、**システムエンジニアを目指す皆さんを対象に、システムエンジニアの実像を紹介して、不安や疑問を払拭してもらいます**。皆さんの今後の進路を決定する上での参考になれば幸いです。

*【参考】：[職種別平均年収ランキング システムエンジニア・プログラマー （マイナビAGENT）](https://mynavi-agent.jp/helpful/income/category/?utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07)*

## 悩みを払拭するにはシステムエンジニアについて理解する

どのような職業にも光と影があります。影の部分ばかり見てしまうと、その職業に対して疑問や不安が生じます。光の部分だけを見て就職を決めてしまうと、入社してから「こんなはずではなかった」と後悔することになります。

まずは就職や転職において**自身が志望する職種に関し、分からないことを払拭し、正しく理解することが重要です**。

### システムエンジニアは花形の職種？

マイナビニュース※によると、システムエンジニア・プログラマーは男子高校生のなりたい職業2位にランクインしています。また小学校では、プログラミングが必修科目になるなど、今まさにIT業界は花形産業となっています。

求人情報にはプログラマーやシステムエンジニア募集、急募の記事が溢れています。未経験者歓迎の募集も多く見られます。**DXやAIブームを背景にITエンジニア不足は深刻化し、完全な売り手市場になっています**。

システムエンジニアの記事（13ページ目）