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Haskellの得意分野について解説!需要や将来性はある?
アンドエンジニア編集部
2021.07.18
この記事でわかること
Haskellは、金融・セキュリティ・統計解析・機械学習が得意分野
Haskellは個性が強い言語
Haskellは特定分野で活躍するため、需要はある

Haskellの得意分野

将来性

Haskellは、1980年代に誕生したプログラミング言語です。Haskellはプログラミング言語の中ではマイナーの部類ですが、活躍している分野も多くあります。では早速、Haskellの得意分野についてみていきましょう。

金融

Haskellは、金融取引や投資関連のシステム開発で多く使われています。なぜなら、Haskellは他の言語に比べ安全性が高く、バグが許されないシステムに向いているからです。金融取引などは少しでも間違っていた場合、多大な損害が発生する可能性もあります。そのため、Haskellはこういった分野で重宝されるのです。

ただし、その他のシステム開発では採用されることが少ない言語です。

セキュリティ

Haskellはバグが出にくい言語のため、セキュリティ関連のシステムにも多く使われています。認証サーバーやセキュリティ基盤システムの他、オンラインでの契約手続きシステムなどにもHaskellが導入されており、こういった分野もHaskellは得意です。

統計解析

Haskellは数学的に厳密な検証ができるため、統計解析分野でも活躍しています。データ分析は最近注目されている分野でもあり、SNSなどの大規模なデータを収集して企業にとって有益な情報を生み出すなど、統計解析には多くの可能性があります。また、Haskellは暗号解析やデジタル信号処理などにも使われることが多く、本格的な数学処理を行う場合に適しています。

機械学習

Haskellは機械学習分野でも多く使われており、機械学習やAIなどの分野でも注目されています。人工知能は企業の生産性を飛躍的に上昇させると期待されているため、機械学習開発の案件は年々増えています。

機械学習分野ではHaskellの他に、PythonやRなどの言語も使われていますが、慣れればHaskellの方が効率的に開発できると言われています。

Haskellの言語としての特徴

スキル

ここでは、Haskellの言語としての特徴を解説します。Haskellの特徴がわかると、なぜその分野でHaskellが活躍しているのかがわかります。Haskellは個性が強い言語ですので、これからHaskellを学ぶ方は特徴について押さえておきましょう。

関数型言語である

Haskellは関数型言語なのが大きな特徴です。関数型言語とは、関数を組み合わせることでプログラムを構築するやり方のことです。Haskellの他には、C言語などが関数型言語に該当します。関数型言語のメリットは、関数を組み合わせるだけなので、コードがシンプルなことです。他人のコードも読みやすく、修正箇所を素早く突き止められます。また、数学的な処理と相性が良いのも利点です。

関数型以外にもオブジェクト指向型という言語もあり、オブジェクト指向型は、関連するデータや手続きをオブジェクトという単位にまとめて扱うやり方のことです。オブジェクト指向の場合、開発作業を分担させやすいなどのメリットがありますが、読みやすさに関しては関数型の方が上でしょう。

バグが発生しにくい

Haskellはバグが発生しにくいのも特徴です。Haskellはコードの制約が多い分、書き方が限定されるため、バグを生み出しにくいのです。そのため、セキュリティや銀行で多く使われています。こういった分野では、システムに問題が起こるとユーザーから大きく信頼を落とすなど、多大な存在が発生する可能性があります。

また、Haskellは静的型検査も強力です。静的型検査とは、プログラムを実行せずに動作内容を検査できる機能のことで、現在稼働中のシステムを修正したい場合に便利です。実際に動かさなくても、プログラムの修正後にどう動きが変わるのか検査できます。

高速で開発できる

Haskellは高速で開発できるのも特徴で、他の言語に比べて習得が難しいと言われています。確かに最初は苦労するものの、慣れてしまえば効率的に開発ができるようになります。Haskellには便利な関数やライブラリが豊富に備わっており、それらを活用できるようになれば、開発工数を削減することが可能です。そのため、Haskellを使い始める企業も増えています。

遅延評価を行う

Haskellは遅延評価を行う珍しい言語です。遅延評価とは、データの値などの評価を遅延して行うことです。例えば、値Aと値Bの足し算を行うとします。通常は足し算を行う前に、AとBが何の値か定義されています。ところが、遅延評価の場合、値が必要になったタイミングで初めて値を定義します。つまり、足し算を行うときに定義がされるのです。

遅延評価は一見すると、意味がないように思われますが、必要になって初めて定義するため、余計なコストがかからなくて済むメリットがあります。以上の理由から、Haskellではこの遅延評価が導入されています。

型を指定する必要がある

Haskellはデータの型指定を行う必要があります。このデータは数値なのか文字列なのか、はっきり明言しないといけません。一見面倒なようですが、型指定を行うことで、バグが発生しにくくなるメリットがあります。

逆にPHPなどはデータの型を指定しなくても、コンピュータ側が勝手に推測して処理してくれます。しかし、コンピュータが間違った推測をした結果、問題が発生する可能性があり、注意が必要です。

Haskellは型指定が強制される上に、型システムが優れています。どんな型なのか明確化させることができるため、安全性の高いプログラムを作成できます。

Haskellが難しいと言われる理由

背景

Haskellは「難しい言語」と巷で言われています。他の言語よりも学習コストが高く、初心者向けではないという見方もあります。そのように思われるのには、理由があります。Haskellが難しいと言われる理由についてみていきましょう。

他の言語と異なる仕様になっている

Haskellは他の言語とは仕様が異なる点が多く、かなり癖が強い言語と言えます。そのためHaskellに慣れるまで時間がかかってしまいます。エンジニア経験者であっても、Haskellの習得には苦戦することが多いです。むしろ他の言語に慣れた人の方が、Haskell特有の感覚を掴むのに時間がかかるかもしれません。

特に、Haskellの遅延評価を使いこなすのが難しく、遅延評価の使い方を誤ると、かえってシステムに負荷がかかる場合もあります。

ソースコードが難解

Haskellは、ソースコードが他の言語よりも難解です。他の言語は何の動作を行っているのか具体的に書かれており、視覚的にソースコードを理解しやすいです。しかし、Haskellは数式のような関数が淡々と並べられていることも多く、一見何をやっているのか分からないことも多いです。そのため、Haskellのソースコードを見ただけで嫌になってしまう人もいます。ソースコードの難解さも、Haskellの難しさに大きく影響しています。

Haskellの需要・将来性について

expected income

ここまで、Haskellの得意分野や特徴について解説しました。Haskellは活躍している分野も多くある言語です。しかし、Haskellの求人数や案件数は果たしてどうなのでしょうか。また、Haskellは今後も生き残っていくでしょうか。Haskellの需要や将来性についてみていきましょう

現状は求人数が少ない

Haskellは、現状は求人数が少ない職種です。TIOBEが発表している、2021年プログラミング言語ランキングでは、Haskellは49位で、世界的に見てもHaskellは人気がないようです。求人数が少ない理由は、やはり言語としての難易度の高さが原因として挙げられます。求人数が少ないため、Haskellエンジニアは仕事探しに苦労する可能性があります。

参考:TIOBE Index for June 2021

Haskellを採用する企業もある

Haskellは現状では求人数は少ないのは事実ですが、中にはHaskellを採用する企業もあります。Haskellのセキュリティ性の高さや、開発効率の良さに注目する企業もあります。

特に、ベンチャー企業でHaskellを採用する例が増えています。ベンチャーは少ない人数で開発する必要があり、開発効率を上げられる言語を使いたいからです。また、ベンチャーには勉強意欲の高い人材が多く、Haskellにも挑戦するエンジニアが多いのも原因でしょう。

今後、Haskellを採用する企業が増えていく可能性はあります

Haskellは癖が強いが需要はあるので勉強するのがおすすめ

note

本記事では、Haskellについて解説しました。Haskellの得意分野は特徴、将来性などがお分かり頂けたかと思います。Haskellは癖が強い言語と言えます。学習難易度は高いものの、セキュリティ面など優れている部分も多く、特に金融分野などでは力を発揮します。特定分野で活躍できる以上、今後もHaskellの需要がなくなることはないでしょう。Haskellに興味がある方は、ぜひHaskellを勉強してみてくださいね。

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